令和2年度古賀納涼夏祭り中止のお知らせ


 今年の古賀夏祭りは、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、中止となりました。毎年楽しみにされていた町内の方々には申し訳ありませんが、来年の開催までお待ちください。

 寄付等ご協力頂いた方々には、事務局から中止の連絡が既に発送されたと思います。来年には開催できるようにしたいと

考えております。今後のご協力をよろしくお願いします。


古賀地区納涼夏祭り

 古賀地区では、毎年8月のお盆の後の土曜日に、納涼夏祭りを開催している。

 この夏祭りは、今年(令和元年)で24回を迎え、地域の行事として定着している。6月下旬から準備委員会を開催し各自治会毎の任務分担を決めて、取り組みを開始する。催し物、出し物や景品などの費用は各種団体の寄付や自治会毎の分担金、有志の寄付などで全て賄っている手作りの夏祭りである。

 行事としては、子供たちが参加できる「スイカ割り」や古賀地区センターで活動する学習グループの中から数団体を募り、太極拳、タヒチアンダンス、民謡クラブなどが日頃の学習の成果を発表する場となっている。

 カラオケ大会は、各自治会などに希望者を募り、優勝者にはトロフィー、その他の参加者にも景品が用意されている。また、地元長崎で活動する本職の歌手のステージもあり好評である。

 また、地元の民謡クラブの指導で「古賀音頭」をみんなで踊ると、参加者や来賓の方々もその輪に入って踊りに参加、子供たちも学校で指導を受けた成果を遺憾なく発揮する。

 最後のメインイベントは、豪華賞品が当たる抽選会が開催されるが、農協などから頂いたお米や、ゼリーなどの食べ物、テレビやルンバ等景品が出され、抽選毎に喜びの声と落胆の声が錯綜する時間である。

 準備から開催、撤去までを地元の関係者で行い、夏の風物詩ともなっている。

 これからの課題としては、実行委員会や準備に携わる人員の確保がある。この地域も少子高齢化が進んでおり担い手の確保が大きな課題である。


鬼火

 古賀地区では、古賀小学校育成協を中心として、子供たちに伝統行事を理解してもらおうと5年前から古賀植木センターの奥にある個人の田んぼを借りて、鬼火という行事を開催している。

 鬼火とは、九州地方一円で行われる正月行事で、一定の場所に大きな竹木を積み上げて正月飾りなどを燃やすもの。その火で身体をあぶったり、餅を焼いて食べると無病息災が維持できるという言い伝えがある。竹のはじける音が魔除けになるとか、燃え残りを持ち帰り門口に立てると悪魔が入ってこないともされる。伝統行事に参加することで地域の一体感を感じる良い機会でもある。

 

第6回鬼火だき

 令和2年1月19日(日)開催された第6回鬼火だきの模様である。今年は風もなく穏やかな状況で開催された。

無病息災を願って組み立てた竹などのそばに、各家庭から運ばれた正月飾りなどを置き13人の年男、年女(小学生)が鬼火に点火して開始された。

 テントでは、育友会のお母さん方が腕によりをかけて作った豚汁が振る舞われた。そのそばで初めて今年から消防団員が作った焼きそばが提供

され、子供たちはおいしそうに頬張っていた。


古賀くんち

八幡神社は、キリシタンが栄えていた時期を経て、この地が島原の松倉公の領地となり、キリシタン弾圧の成功により八幡神社が寄贈された経緯がある。1626年(寛永3年)に開基(建築が始まり)して、2年がかりで造られた由緒ある神社で、大分県の宇佐神宮の流れをくむ。応神天皇を主体とした神社である。
 毎年10月29日に奉納相撲やシャギリなどが行われて、地域の行事として定着している。奉納相撲は、古賀小学校の生徒たちが行っている。
そのほかに、相撲甚句や踊りが行われ餅巻きで締める。